だからこそ火災保険を掛ける/掛けている人といない人は、損害賠償でこれだけ違う - ゼロから始める空き巣対策~自己防衛で守る7つの秘訣

だからこそ火災保険を掛ける/掛けている人といない人は、損害賠償でこれだけ違う

 

最近、ご近所で立て続けに2件のぼや騒ぎが起きている。
そのうちの一件は、夜中の2時くらいに消防車が家の前を通過したことで火事だとわかりました。

不審火が続いていることもあるし、我が家への延焼の心配はないかを探るべく、無謀にもパジャマのままで見に行ってきました。



現場に着くと、アパート住人やご近所さんでごった返し・・・幸い火事は、ぼや程度で済みましたが、築5年くらいのアパートの1階の一部屋と一戸建て民家の一部が黒焦げになっていました。

素人ながら、燃え具合からして出火はアパート側から?と思われた・・・が、少しおかしい。

失火元の住民が留守なのだ。
出火原因は、消防関係者の判断に任せるとしても、出火当日、留守であったことから空き巣による不審火の可能性もあるのではないかとの見方も出ている。

アパートから出火した借主は火災保険、家財保険に加入しているのだろうか?と余計な心配をしてしまいました。
それにしても、もらい火を受けた隣の家はかわいそうです。
不合理ですが、失火者に損害賠償請求ができないのですから。


  あなたは知っていますか?損害賠償ができないケース

火災保険や家財保険は、一戸建てだろうが賃貸だろうが、ほとんどの家庭が加入していると思います。

左のデータは、平成24年に内閣府で発表された資料「災害に係る民間保険・共済の現状・課題等について(内閣府)」ですが、火災保険に関しては85%の世帯で加入しています。

非常に高い数値を示していますが、実際は、契約項目のダブりがあるので、家単位で見るとこれほど多くはありません。

火災保険、家財保険へ加入するきっかけとなるのは、「自分名義の住宅を手に入れたとき」が一番多いことが知られています。
でも意外なことに、途中で解約してしまう方も多いのです。

解約が一番多い時期は更新月です。
火災保険解約は、”自分の家は大丈夫”との思いと”掛け金の圧迫”から、更新の通知が来ても放ったらかしにしてしまうケースが多いんですね。

私は、過去に賃貸住宅に住んでいたとき、「空き巣」被害に遭ったにもかかわらず、家の破損や家財に関しては保険金が一切支払われなかった苦い思いがあるので、ネットで”保障が手厚く、掛け金が安い火災保険、家財保険”を調べて加入するようにしました。
今でも掛け続けていますが、なぜ火災・家財保険を掛け続けているかには理由があるのです!!

  ポイント:☞火災・家財保険を掛け続ける理由は損害賠償!

日本には”民法第709条「失火法」”という法律があります。
これは、明治の頃に制定された法律ですが、簡単に言うと、

民法第709条「失火法」
「故意に失火させた場合を除き、隣接する家屋等に失火により他人に損害を与えた場合は、民法第709条を適用し、損害賠償責任を負わないとした」

つまり、「空き巣」や「不審者」が家屋に侵入し、証拠隠滅のため放火した、または、保険金欲しさに自分の家に放火したなどを除き、誤った動作(料理途中の火災等)によって火事になったなどの場合は、もらい火で延焼した家屋に対しては損害賠償の責は負わないということです。

昔は、長屋なんかの集合住宅が一般的で、その一部屋が火事になったら、それこそ広範囲に延焼したものです。
でも、故意性がないので、”お互い様でしょ”という考え方が民法第709条の見方です。

では、「もらい火」を受けて損傷した家主はどうすればいいのでしょう!!
残念ながら、今の法律では、民法第709条が適用され、失火者に1円も請求できません。不本意ですが、それが今の法律なのです。

そこで重要なのが、やはり火災・家財保険です。
火災保険・家財保険に加入している、いないで家の復興ができたり、諦めて賃貸に逆戻りといった分かれ目となるのです。

  ポイント:☞住んでいる賃貸住宅では損害賠償責任が発生?

賃貸住宅に住んでいる方は、大家さんから「火災保険への加入」を勧められ、加入していると思います。
逆に、火災保険の加入が賃貸契約を結ぶ条件となっている物件も多いはずです。

もし、賃貸契約が不透明な場合や責任範囲に疑問があれば、大事に至る前に直ぐにでも大家さんと話しをして、今の賃貸契約をお互い明確にすることをお奨めします。

”でも、民法第709条があるんでしょ?”と思うかも知れません。
確かに、一戸建て住宅であれ、賃貸住宅であれ、どちらも民法第709条が適用され、被害を被った家屋への損害賠償責任はありません。

■でも、ここに落とし穴があります。■

賃貸契約の場合、借主は転居などの際に、元の状態で大家に部屋を返却する義務があるのはご存知ですよね。
もし、あなたが失火し、部屋全体もしくは賃貸建物全部を全焼させたとします。
その場合、民法第709条ではなく、「民法415条 借用物返還義務の履行不能」が適用され、大家に対し債務不履行で損害賠償責任を負うことになります。

つまり、「もらい火」で延焼した家屋には「民法第709条」が適用され、損害賠償責任はありませんが、大家に対しては「民法415条」が適用され、あなたは損害賠償責任を負うことになるのです。

考えてみても分ります。
大家さんは、自分の資金で賃貸住宅を建て、人に部屋を貸すことで収益を得て生活しているので、建物に対して保障が必要となります。
借主の過失によって財産を失うことを避けるための法律だと思ってください。

もし、火災・家財保険の更新を疎かにしているのであれば、上記のようなことが起きる前に、直ぐにでも再加入された方が安心だし、将来的に自分の身を助けるかも知れません。

  ポイント:☞一戸建て、賃貸に限らず火災・家財保険に加入する

火災保険・家財保険は、自動車保険と同じで、実際に事故や被害を起こして、そのありがた味を感じないとピンと来ないところがあります。
自動車保険では、仮に人を死亡させたときには、自賠責保険だけでは絶対に賄えないのと同じで、火災・家財保険も、未加入であれば家屋を焼失させた場合、自分の家を復旧させるのもむずかしくなります。

特に賃貸契約の場合は、損害賠償責任がついてまわり、まともな生活すら送れなくなる可能性も出てきます。

このブログの参考記事:盗難被害額は家財保険から払う~今こそ火災保険を見直す時期に、火災保険・家財保険のしくみや支払われる項目について書いています。
火災・家財保険は、どの保険会社も大きく変わるものではありませんが、保険会社によっては、特約項目の掛け金に差があります。

負担となっている保険料をお得な保険に変えたり、「空き巣被害」に対する家財保険などを見直すことで、今の保険料がグーンとお安くなって家計の節約になる可能性もあります。

特に昔からの火災保険を続けている方(総合火災保険契約等)は、無駄な特約項目が付いている可能性もあるので、調べてみる価値はありそうです。
仮に月掛けで2,000円安くなれば、年間24,000円の節約になるので、それだけ無駄な出費を抑えられます。


参考になさって下さい。





火災保険、払いすぎていませんか?

火災保険の見直しで家計を節約


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