防犯ブザーを使ったプチ空き巣対策~1分でできる防犯対策と女性を狙う不審者対策

このブログに”倉庫の防犯対策”や”女性の一人暮らし”、”女性ができる下着泥棒対策”などのキーワード検索で訪問されている方がおられます。
多分、防犯設備を付けたくても設備工事が伴ったり、費用的なものが足かせとなって、今一歩、前に進めないでいる方のお悩みだと思います。
また、賃貸契約上の縛りで設置できないでいる方もいると思います。
防犯対策は、小さな対策でもやっておくだけで気持ちの面でも安心感が得られます。
事情があって先に進めない方に、小手先ですが”誰でも簡単にできる防犯ブザーを使ったプチ防犯対策”を紹介しますね。
防犯ブザーの新しい使い方~物置防犯や下着泥棒対策


防犯ブザーを知らない方はいないと思いますが、よく小学児童がランドセルに付けていて、もしもの時には、ストラップを外せば、ブザーが鳴り不審者を撃退するというものです。
簡単なものですが、効果が非常に高い防犯用品です!
ストラップが外れさえすれば、ブザーが鳴るわけですから。
この原理を利用すれば、色々な防犯対策に応用できます。
例えば、検索キーワードでこのブログに来られていた”倉庫の防犯対策”や”女性の一人暮らし”、”女性ができる下着泥棒対策”にも応用できますし、極端な話、玄関ドアにも応用できるので、その方やり方を2つほど紹介します。
1)無人の物置に設置するだけで防犯効果を高める方法
我が家の物置(イナバ物置)は、庭の隅っこにありますが、鍵は掛けていません。
掛けていないというか、雨ざらしなので、鍵穴が錆びて鍵が回らなくなっているのです。
玄関や庭には、センサーライトは付いていますが、日中はあまり防犯効果はないので、ちょっと細工した防犯ブザーをDIYで取り付けています。
それこそ、小学児童が付けているものと同じ防犯ブザーです。
■取り付け方法

●引き戸形式の物置の場合
(1)物置などに多い引き戸(画像左)の場合、防犯ブザー本体の方の紐を片方の扉に括りつけ、ストラップ側の方を別の扉に括りつけます。
片引き戸の場合は、倉庫本体に付けてしまえば問題ありません。
(2)本体側の紐とストラップ側の紐の長さは、取り付けた状態で拳が2つ入るくらいでまっすぐ引っ張られる長さに調整します。
(3)防犯ブザー設置、解除は、物置の外から設置する。防犯ブザーは物置内にセットすることで、外からは見えません。
こうすれば、物置内に入るときには本体側の紐を外し、中へ入ることができますし、防犯ブザー設置はこの逆をやるだけです。
不審者が扉を大きく開けた段階でストラップが外れ、防犯ブザーが鳴るという単純な仕掛けです。
●開き戸形式の物置の場合
これも、引き戸の場合と同じです。
ドアノブ側にストラップを括り付け、防犯ブザー本体の紐を壁側に括り付けるだけです。
あくまでも、転ばぬ先の杖みたいなプチ防犯対策ですが、「空き巣」は、音と光を嫌がるので、撃退効果は十分にあると思います。
2)女性の一人暮らし対策や下着泥棒を撃退する方法
一人暮らしの女性が家で遭う被害は、件数からいうとやはり下着泥棒が多いことが知られています。
特にOLさんは、仕事から帰ってきて洗濯をしたあと、外に干したまま就寝することが多いと言われています。
朝起きて、洗濯物を取り込もうとした時、愕然とした経験をお持ちの方もいると思います。
”何でないの~?”とベランダ越しに下を見渡しても、横を見ても、あるべきものはありません。そんな下着泥棒をちょっとした細工で撃退する方法を紹介します。

(1)2個か3個以上の防犯ブザーを用意します。
1個は、物干し竿と洗濯干し本体に、それぞれ紐とストラップを括り付けます。
これは、もし洗濯干しごと盗難に遭った場合、ストラップが外れてブザーが鳴ることを想定して設置するものです。
(2)残りは、洗濯干しと下着をストラップで結び付けます。この場合、小さいワニクリップ付が便利です。
心配な方は、下着に複数個取り付けることで安心できます。
こうすることで、もし下着だけを引っ張れば防犯ブザーのストラップが外れ、ブザーが鳴るという単純な仕掛けです。
下着泥棒は、夜間に犯行に及ぶケースが多いので、暗闇でいきなりブザーが鳴ったら、それこそ直ぐ退散するでしょう。(楽しいですよ、これ!)
3)「空き巣」を寄せ付けない防犯ブザーの選び方
防犯ブザーは、鳴る音(dBデシベル)が大きいほど防犯効果が高まります。
良く使われているデシベルは、80~90dBが多く、小学児童が付けているものもこの程度の音量です。
参考にdB(デシベル音量)は以下の通りです。
- 30デシベル:ささやき声
- 60デシベル:普通の会話
- 70デシベル:ステレオ、騒々しい事務所の中、騒々しい街頭
- 90デシベル:犬の鳴き声や騒々しい工場の中、カラオケルーム
- 100デシベル:電車が通るときのガードの下
上で紹介した防犯方法は、ストラップが外れることでブザーが鳴って撃退する仕組みなので、よくあるボタンを押してブザーが鳴るタイプの機種は使えません。
「楽天市場」と「yahooショッピング」で色々調べましたが、「楽天市場」に少ないながら使えそうなものがありました。
音と光で威嚇するものもあります。
1,000円程度の出費でできる防犯対策なので、もしよろしかったら試して見てください。
特に女性の方はやっておいて損はないのでは?と思います。
<後記>
防犯対策は、お金を掛けて設備投資(防犯カメラ、ホームセキュリティ等)をすれば確かに安心感がありますが、大事なのはその防犯対策で”防犯効果”が最大限発揮されているかどうかです。
何でもお金を掛ければ良いというものでもなく、その効果が”確かなものか”が確認できれば良いのです。
小手先の防犯対策を紹介しましたが、物は考え様です。
例えば、家の廊下にセットすれば、「空き巣」のトラップとなって防護することもできます。
こういったように、防犯対策も工夫すればものすごく安価にできるのです。
参考にして下さい。