アマチュア無線技師が語る盗聴・盗撮の実態と防護方法 - ゼロから始める空き巣対策~自己防衛で守る7つの秘訣

アマチュア無線技師が語る盗聴・盗撮の実態と防護方法

 
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全国で発生している盗聴・盗撮摘発件数は、約2,000件以上と言われています。
一瞬、少ないように思えますが、あくまで摘発件数であり、実際はその数十倍以上の盗聴・盗撮器が取り付けられていると考えられています。

社会の生んだ汚点ともいえるこの盗聴・盗撮ですが、誰が何の目的のために仕掛けられるのでしょうか。
最近はそのやり方がエスカレートして、普通の一般家庭にまで仕掛けられている現実がここにあるのです。




  盗聴器・盗撮器は思いがけない場所に仕掛けられている

盗聴器

最近の盗聴・盗撮の実態を見ると、企業のみならず、一般家庭にも盗聴器が仕掛けられている実態が浮き彫りにされています。

TVなどのメディアでもその実態を取り上げているのですが、その内容を見ると、私達の想像もしない場所にも盗聴器が仕掛けられている可能性があるのです。

その行動に拍車を掛けたのが、デジカメの小型化とスマホの普及ではないでしょうか。
この普及によって、どんな方にも盗聴・盗撮行為が行えるようになっているのです。

女性の一人暮らしを狙った盗聴盗撮がいい例ですが、あまりにも簡単にできることから、世の中には数えられないほどの盗聴盗撮器が身のまわりに仕掛けられていると言われています。

しかし、その盗聴器ですが、簡単に手に入るものでしょうか。
はい、簡単に手に入ります。ネットでも堂々と販売していますし、秋葉原の電気街でも数千円から大量に販売されています。(これが実態です)

私は、アマチュア無線技師なので、その手のお店には良く行くのですが、そこでも店先に並べられており、しかも、盗聴器と盗聴発見機と同時に並べられて販売されているので、少し複雑な気持ちになります。

しかし、一般の方は盗聴器なんて実際に見たこともないし、聞いたこと・・・はあるでしょうが、実際、どのようなもので機器を使って盗聴するのでしょうか。


1)盗聴盗撮器の種類を知る

(1)どの様な盗撮器が売られているのか 

盗聴盗撮器は、様々な箇所に仕掛けられます。
目立たず、バレず、しかも自然と仕掛けられるコンパクトのものが多いのですが、今では小型の電源供給型のものが主流となっています。
下の画像は一つの機器と設置例です。


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左の画像はコンセント内に盗聴器が埋め込まれたもの、真ん中は二股コンセントの中、右はなんとマウスの中に盗聴器が仕掛けられた例です。
この3つの盗聴器の特徴ですが、”電源が常に供給される”ということです。

家庭用電源やマウスの電池からの電源供給となるので、半永久的に盗聴電波を発することが出来るというものです。

この製品は、少なくても数十m圏内での盗聴傍受が可能な製品です。
ただし、最近の盗聴盗撮機器は、携帯電話やPHSといった電話回線を使った盗聴もあるので、極端な話、日本の何処にいても仕掛けた盗聴器から傍受することが可能な時代です。

ここまでくると、ほとんどサイバー犯罪の一歩手前です。
ただ、PHSなどのデジタル系は、電源供給の問題や回線使用など、結局、費用が高くつくので、そんなに多くは普及してはいません。

今だに、盗聴電波はアナログが主流です。
機器も安く手に入れられるのと、ネットでも格安で売っている便利さもあって、仕掛ける人があとを経たないのです。
これが、盗聴盗撮を増やしている原因でもあるし、その仕掛けた犯人も盗聴者も捕まりにくいのです。

上の製品は、特に馴れた人間でなくても、1分もあれば取り付け可能な製品です。
マウスなどは、最初から盗聴器が取り付けられた物をプレゼント品として贈るものに多いようです。

(2)どの様な所に取り付けられるのか 

盗聴盗撮器は極端な話をすれば、本体が小型なので取り付ける場所を選びません。
どこに取り付けられていてもおかしくないということです。

今の時代、ボタン電池の精度も上がり、長期の盗聴目的でなければ場所はあまり関係ないようです。
ただ、電源供給が出来るのは何かと便利なので、やはり電源に近い所に取り付けられることが多いのです。

一例を示すと、

  • 室内灯
    室内灯からの電源供給で稼動させるほか、グローランプタイプの偽装品を取り付ける場合もある
  • 目覚まし時計や据付の時計
    盗聴のほか盗撮も可能で電源は時計内の電池、家庭用電源から供給
  • 絵画の裏
    短期間盗聴が目的
  • コンセント
    据付コンセントは蓋を開け盗聴器を仕掛ける。二股コンセントは、知らないうちに据え付ける手口
  • エアコン裏、花瓶、テレビの裏、ソファーの中など

このように、取り付けられない場所がないくらい設置場所はあります。
極端な話をすれば、ベットの下、窓枠、壁の中でも取り付けが可能です。

(3)どの様な電波が使われているか 

盗聴盗撮は、機器自体が発信機となって電波を利用して盗聴者へと流れます。
では、盗聴者が使っている電波、つまり周波数帯はどれなのかということですが、正直、電波法を完全に無視した周波数帯を使用しているので、”何処の周波数帯で”とは言えないのが実状です。

ただし、売られている盗聴器の周波数帯は、

  • FM周波数帯:26.095~88.6MHz
  • VHS周波数帯:105.850~155.585MHz
  • UHF周波数帯:298.980~442.900MHz
が多いです。
中には別の周波数のものもありますし、プロはGHz帯を使用することもあるので何とも言えないのですが、市販品の多くがこの周波数であることを考えると、この3バンドは注目するべき周波数帯だと言えます。

参考に私がアマチュア無線で使用している周波数帯は、144~146MHzと430~440MHzです。
私は無線技師なので、無線基地の開局もしており、ハンディー無線機も持っていますが、私のハンディー無線機は、少し細工をしているので上の3バンドは簡単に傍受できます。(傍受する行為自体は違法ではありません)


2)盗聴・盗撮から身を守るための方法

(1)自分で出来る盗聴・盗撮調査 

盗聴盗撮器は、残念ながら”今日仕掛けられていなかったから大丈夫”といった類のものではありません。
今日は大丈夫でも、明日、盗聴盗撮器を取り付けられたら手の打ちようがありませんよね。

引越した家に盗聴器がそのまま存在する場合もあるし、故意の仕掛けられたとしても、普通の方では盗聴器の存在すら知る術はありません。

自分の住んでいる部屋に疑問を持っている方もおられるのではないでしょうか。
もしそう思っているのであれば、一度、調査会社に依頼されて見てはいかがでしょうか。

ただし、調査した日は大丈夫でも、次の日は分からない状態です。
もし心配であれば、とりあえず自分で出来る調査方法を一度試して見てください。
効果的な方法ではありませんが、ちょっとは役に立つと思います。

<やっておいた方がいい盗聴・盗撮器の簡単発見方法!>
  • 自分の持ち物でないものが部屋にあったら疑ってみる
  • 自分の持ち物でない電化製品は調べるか捨てる
  • 部屋の中に物を移動した形跡があったら疑う
  • 来訪者の行動に注意する
  • 自分で盗聴盗撮発見機で確認する

自分で出来ることは、このようなものになってしまいますが、やはり盗聴発見機で一度調べてみるのが一番安心です。
盗聴発見機は一度購入すれば、引越し毎や日々のチェックが出来るので、心配することもなく安心して暮らせます。

私の家は、自分のハンディー無線機で調べましたが、家に置いてある固定電話の無線子機の電波が傍受されました。
これは、私の家の固定電話の子機は、アナログ電波を利用して親器と受発信しているので、簡単に会話が聞き取れるのです。(ご近所の固定電話の子機の会話も聞こえます)
直ぐに電話機を変えたことは言うまでもありません。

(2)盗聴・盗撮発見機の選び方 

盗聴盗撮発見機の選び方で大切なのは、”安物買いは必ず損をする”ということです。
価格の安い製品は、やはりそれだけしか価値がありません。

盗聴器

安い製品を購入して使ったはいいが、”本当に機能しているのだろうか、もしかして別の周波数帯が使われている?壊れてるの?”と不安を持つのであれば何の意味もありません。

安心を得るために盗聴盗撮発見機を買うのであって、多分大丈夫だろうという根拠の無い安心は安心ではありません

よくネットで”手のひらサイズの高性能盗聴発見機”という歌い文句で盗聴盗撮発見機が安く販売されていますが、その製品をよく調べてみると”探知できる周波数帯が明記されていない、故障かどうかチェックのしようが無い、生産国は何処?”といったものが大半です。

私達、無線技師から見れば、こういった製品は”子供の玩具と同じ”機能しかありません。
全ての製品がそうだとは言いませんが、そんな安い粗悪製品に、自分のプライバシーの漏えい防止を託す気には到底なれません。

盗聴盗撮発見機は、ワイドレンジ(探知する周波数が広い)をカバーする製品を選ぶのが得策です。
購入した製品がしっかり機能しているかどうかを探るために、例えば、頻繁に使われているアマチュア無線周波数帯にセットし、反応すれば正常に機能しているというのが分かります。

こういった”正常に機能しているかの確認”は、粗悪な製品ではできません。

盗聴盗撮器の使用周波数は、28MHz~2,000MHz帯と言われています。
ただ、この周波数帯全域をカバーする盗聴盗撮発見機は少ないです。

現在、盗聴盗撮器に使用されている周波数帯の多くは、Ach:139.975~140.000MHz、Bch: 140.050~154.585MHz、Cch:139.960~139.970MHzなので、完璧な盗聴対策とは言えませんが、この周波数帯をカバーする安価な盗聴盗撮発見機を選択するのも一つの手だと思います。

この周波数帯がカバー出来て、しかも安価で簡単に扱える盗聴・盗撮発見機をご紹介します。ただし、周波数外に仕掛けられた盗聴盗撮器は発見できませんのでご注意下さい。


3)マルチバンドをカバーする盗聴・盗撮発見機のご紹介


☞ AB-007 高感度マルチバンドレシーバー 盗聴器探知




AB-007 高感度マルチバンドレシーバー 盗聴器探知
(受信周波数:134.000~170.000MHz、322.000~470.000MH
アマチュア無線界の中では広く知られたメーカーです。)


☞ アルインコ DJ-X7 レシーバー



(私がアマチュア無線で使っているメーカーと同じで、上の製品より周波数が広いです。
 0.1~1299.995MHzをAM,FM,WFMの各モードでカバー)


☞ 「SCH-70(SCH70)」 盗撮カメラ発見機&無線ディテクター



(ベストセラー器の後継機に当たります。 20MHz~60HMzのワイドレンジ)

こちらの記事も参考になさって下さい。
盗聴器に続くGPS位置情報取得犯罪!~行動が知られる裏に潜むストーカー犯罪!


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