鵜呑みにできない「防犯環境設計」の正しいやり方!~対策例から見る家の防犯強化 - ゼロから始める空き巣対策~自己防衛で守る7つの秘訣

鵜呑みにできない「防犯環境設計」の正しいやり方!~対策例から見る家の防犯強化

 

「防犯環境設計」という言葉をご存知でしょうか?
窃盗犯罪や侵入犯罪など、犯罪を発生させる物理的要因や環境を排除することに着目した犯罪予防に関する手法のことです。

仰々しいタイトルで取っ付きにくいですよね。
一度これに付いて書かれた冊子を読んだことがありますが、普段、頭の中にはあるものの、改めて”そうだよね~”と思い出させるようなことが書かれています。

また、これから新居を構える予定のある方や、今住んでいる家の防犯環境を改善したいと考えている方には、新たな発見がある内容にもなっています。

ただ、内容が極ありふれたものとなっているし、わざわざ本を購入して読むほどの物でもないので、この記事で”防犯環境設計って何ぞや?”といった内容と、私が感じている「防犯環境設計」の施策の”穴”についてご紹介します。



  「防犯環境設計」に習った防犯対策のやり方!

「防犯環境設計」は前述したとおり、犯罪行為への不安を軽減し、居住環境の質を向上させるための施策のことを言います。

「防犯環境設計」の手法として、以下の4つの項目から構成されていますが、これを長々と読むとかなり疲れるので、結論から言うと、”不審者に対して威嚇する対処をせよ”ということと、”内部的(家の中)対処を綿密にせよ!”ということです。

このやり方が正しいかどうか疑問に思う点もありますが、とりあえず「防犯環境設計」の4つの項目とは以下のようなものです。

  1. 被害対象の強化・回避
  2. 接近の制御
  3. 監視性の確保
  4. 領域性の強化

まともに読んでいると、1/3は行政がらみなので私達の生活に直結するような項目を列記しますね。


  (1):被害対象の強化・回避!

「被害対象の強化・回避」は、簡単に言うと、どの家にも付いている鍵をピッキングされない鍵(CP規格)に交換したり、補助錠を設置したり、シャッターを備え付けるといった”物理的対策で強化せよ!”といったことです。
簡単に言うと、”防犯グッズなどでリスクを低減しろ!”というものです。

そうであれば、防犯グッズの中で一番防犯効果が高いものが「補助錠」・・・そういうことになります。
例えば↓このようなものです。



この「補助錠」は1,000円程度しかしないのですが、「空き巣犯」が開けるのに手間取るといった印象を持つらしく、その防犯抑止効果は、”空き巣が侵入を諦める理由第2位”に選ばれている防犯グッズです。

「防犯環境設計」ではこういったことを言いたいのでしょうね。
例えば、掃き出し窓のガラスを割ってクレセント錠を外して、さらに窓の上に取り付けた「補助錠」まで外すとなると、かなりの時間が掛かるので「空き巣犯」も諦めるよってことです。

「防犯環境設計」の被害対象の強化・回避!の思想は、何も高いお金を掛けてまで強化するのではなく、安価な防犯グッズを使うことで”被害に遭うリスクを低減させなさい!”ということです。(誰でも知っていることですよね)


  (2):接近の制御!

「接近の制御」は、容易に不審者を敷地に入らせないための施策や、人との接触・接近において危険を回避する方法が書かれています。

その1つとして、自分の家の敷地に境界を作って、不審者を容易に敷地や建物に近付かせないというやり方です。(これって当たり前のことですよね)

都心のアパートやマンションなどの集合住宅に多く見られますが、「防犯環境設計」では、隣の家が垣根みたいなもので誰でも敷地に入れる!よって”防犯効果が薄い!”と言いたいのでしょうね。

それでも一応、私には、「防犯環境設計」が何を言いたいのか分かります。

”住居侵入罪”のことを言いたいのでしょうが、これにはおもしろい(不思議な)話があって、不審者が他人の敷地に勝手に入っても犯罪にはならない”抜け穴”があるのです。

よろしかったら以下の記事をご覧下さい。
その理由が書かれています。

「不法侵入」:住居侵入罪の抜け穴と成立する条件~監視強化で防犯に備える方法

上の記事で書いてある通り、敷地に囲いがないと住居侵入罪(不法侵入)に当たらないケースもあるのです。

2つ目として、郵便や宅急便などの配達員との接触・近接があります。
これについてはちょっと大事なことが書かれていました。

書留の配達や宅急便などの呼び出しでは、往々にしてすぐに玄関ドアを開けてしまいがちです。(相手を確認せず、呼び出し相手の言葉を信じての解錠です)

「防犯環境設計」では、外部との接触はオートロックや自宅の画像つきインターホンを介しての接触を推奨していて、相手の素性を確認してから対応する旨が書かれています。

そうですよね!ドアを開けた瞬間、訪問販売員が立っていたって話もありますし、最悪、強盗犯かもしれませんからね。
(でも、これもある意味、常識の範疇ですよね)


女性一人暮らしの玄関先を守るドアホン~後付けできる画像ワイヤレスインターホン

↓こういった理由からですね。(参考記事です)

不用意に開けてはいけない玄関ドア!~偽宅配業者の呼び出しを簡単に見分ける方法

  (3):監視性の確保!

「監視性の確保」は、ご承知のとおり防犯カメラの設置やセンサーライトなどを使って”不審者を監視せよ!”ということです。
ここでも「防犯環境設計」は、安価で購入できる防犯グッズ等で被害リスクを低減させる旨を謳っています。

防犯カメラは別にして、どのご家庭でも玄関に門燈があって、ある意味、センサーライトの代わりをしていると思います。
我が家でも人が近づくと明かりが強くなる機器を使っています。

間接的な監視にはなりますが、「防犯環境設計」では、門燈のほか、敷地内の照明環境の整備(別途、人感センサー付きセンサーライト等の設置)を推奨しています。
これはまさにその通りですね。やはりこれはやった方がいいと思います。

参考ですが、下の画像↓は、我が家で付けているセンサーライトですが、1個1,500円くらいで約2年間も使えるものを設置しています。



これは一度使ったことがある人ならだれでも分かりと思います。
センサーライトの防犯効果は、ハンパなく高いのです。

何しろ、人が不用意に近づくと”パッ!”と光が放たれるので、設置している私でさえ毎回驚かされます。
我が家でも長年使っていますが、センサーライトはもうこれで3台目です。



参考記事:
3回取り替えてみてやっとわかる失敗しない 「ソーラーセンサーライト」の選び方!

  (4):領域性の強化!

「領域性の強化」・・・これはマインド的な話で、地域コミュニティーの活性化と言った帰属意識向上や、”犯罪は絶対許さない!”といった姿勢が大事といったことが書かれています。

大事なことなのでしょうが、ある意味、行政的な意味合いもあって何ともピンと来ませんでした。(さらっと眺める程度でいいと思います)


「防犯環境設計」の内容はこういったものでした。
当たり前すぎるけど再認識にはいいカンフル剤になった気がします。

この「防犯環境設計」について書かれた本は、どこの書店でも置いてあります。
どの本を取っても似たようなものでしょうが、私が手に取って見たのはこういった本でした。
もっと詳しく知りたい方がおられましたら、↓を参考になさって下さい。



  読んで改めて思う「防犯環境設計」のちょっとした穴!

今まで、「防犯環境設計」の内容や施策を述べてきましたが、如何だったでしょうか?

どれを取っても当たり前すぎる内容ですが、これを実行に移していない人が多いが故に、窃盗犯罪が起きてしまうのでしょう。
ちなみに警視庁のHPでも「防犯環境設計」を取り上げて、あれやこれや施策や対策を提言しています。

これから家を建てる予定のある方は、建築に当たり、ある程度の参考にはなるでしょうし、今住んでいる家に対しても、こういった安価な防犯グッズを使うだけで犯罪に遭うリスクを軽減できるのですから、これはこれで「防犯環境設計」のやり方は正しいと言えるでしょう。

ただ、このやり方、施策・・・施策は正しいと思いますが、裏を正せば「防犯環境設計」のやり方、思想は、”犯罪に遭うリスクを低減させるだけに他ならない”わけです。
(入られたらおしまい!後は知らないってわけです)

例えば、玄関ドアの鍵をピッキングされて不審者に家の中に入られた・・・
でも、そこから先の防護方法についての提言や施策に付いては唱えられていないわけです。
それに、”万人にこの施策ができるわけではない”ということです。

ご高齢のご夫婦に、”これができるのか?”という意味ではなく、ご高齢の方は、先にも述べた”そこから先の防護方法”の方が大事だということです。

在宅中に「空き巣(居空き)」されて、犯人と鉢合せになった場合の対策などは、ご高齢者や一人暮らしの女性(主婦)などにとっては大変なことです。

一番良いことは「ホームセキュリティ」への加入でしょうが、この辺がちょっと「防犯環境設計」では曖昧な感じになっています。

要は、「防犯環境設計」はあくまで”リスク回避”ではなく”リスク低減”のやり方でしかなく、”どこまで自分がリスクを負えるのか!”を自分で考える・・・それが「防犯環境設計」の思想のように思えます。


参考になさって下さい。

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