”子供はこういった手口で被害に遭う”~あり得ない事件が投げ掛けた今後の防犯課題 - ゼロから始める空き巣対策~自己防衛で守る7つの秘訣

”子供はこういった手口で被害に遭う”~あり得ない事件が投げ掛けた今後の防犯課題

 

”防犯パトロールの意味って何?”・・・
そう思わずにはいられないような事件ばかりが、ここ最近続いています。

先月26日、千葉県我孫子市で起きた女児誘拐事件(ベトナム国籍リンさん)では、子を持つ親にとって、もう忘れかけていた「防犯パトロールの重要性」という言葉を思い出させた衝撃的な事件となっています。

事件は悲惨な結末を迎え、これから全貌が明らかにされて行くでしょうが、容疑者(犯人)が在任中の保護者会長で、しかも「子供の見守り活動の中心人物だった」には、誰も疑いすらしないし、少なからず同学校に通わせていた親御さんですら考えもしなかったでしょう。



  誰も疑わなかった”あり得ない手口”による身近な犯行!

”年間約25,000件!”・・・
この数字は、13歳未満の子供が年間に受けた被害件数です。

子供がどのような状況で、どのような時間帯、どんな手口で被害に遭ってしまうのか。
また、子供がどのように事件に巻き込まれてしまうのか、ほとんどの親御さんは漠然としていて、そう詳しくは知らないと思います。

正直、私がじっくり考えても、ただ”何となく・・・”だし、真剣に考えればどこまでも危ない方向へ、”あり得ない手口!”による方向へともんもんと考えてしまいます。

でも今回の事件は、その”あり得ない手口!”であるはずの事件が実際に起こったもので、その犯行は、子供の見守り活動の中心人物!保護者会長によるものでした。

(画像:朝日新聞デジタル)

事件は、不動産賃貸業の渋谷恭正容疑者(現保護者会長)が、リンさん(当時9歳)を、通学途中に自宅近くに止めたキャンピングカーに連れ込んで、誘拐に及んだというものです。

結果は悲惨なことになりましたが、この容疑者も子を持つ親のひとりです。
同居する女性と小学生の子供2人と暮らしていて、複数年に渡り小学校の保護者会長を続け、その間、通学路で児童の見守り活動を続けていたこともあり、ご近所にも子供にも”顔見知り”で、傍から見れば安心して子供を任せられるひとりであったはずです。

これはちょっと衝撃的な事件でした。
まわりも、誰もこの人を”あやしい!”と疑いもしなかっただろうし、想像すらしなかったでしょう。
誰しも疑わない、言わば身内とも言える身近な顔見知りによる犯罪・・・それが今回の”あり得ない手口!”だったのです。

こういった事件!あまりにも情けない人間による犯行ですが、子供が受ける犯罪被害は、いつ、どこで、誰が、どのように起こしているか、知っていても損はありません。
下にちょっとした資料を載せてみたのでご覧下さい。


  子供が被害に遭ってしまうその状況~その原因とは!

今回の事件の手口もそうですが、実際に子供がどのような状況で被害に遭っているのかをまとめた資料があるのでご覧になってください。ちょっと古いですが、警察庁が平成15年に取りまとめた「子供が受けた被害状況」の資料です。

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(出典:警察庁 子どもを対象とする略取誘拐事案の発生状況の概要 )

このデータはほんの一部ですが、注目するポイントは、

”子供はやはり騙されて付いて行く!”・・・ということです。

小学生、特に低学年は、まだ自我の発育時期で、それこそ親が守ってあげる大切な時期!
親の言い聞かせとは裏腹に、子供に”知らない人についていっちゃダメ!”と言っても、この数字が示すように、いくら言い聞かせても知らない人に付いて行ってしまうものです。

親としては、出掛けに”子供に言い聞かせたから大丈夫!”と一瞬思ってしまいますが、当の子供はまだ幼い分、そこまで親の言い分を頭に留めておくことはできないわけで、親の心配をよそに、遅くまで公園や河原などで遊んでしまうものです。

暗くなっても子供が帰って来ないし帰りが遅いとなると、親としても心配で堪らなくなるのも分かります。ただ、これが毎回続くと、それが当たり前、”事なかれ感覚”に思ってしまうのが親というものです。

こういった事件を目の当たりにすることで、親は”やっぱり危ない!”と感じ始め、また改めて子供に言って聞かせるのですが、でも、どの親も、”しつこくしつこく言い聞かせよう!”とは思っていないはずです。あまり子供を束縛したくないというのが本音でしょう。

”〇〇しちゃダメ!””学校が終わったら寄り道はしないこと!””人に声を掛けられたら無視して逃げなさい!”・・・

親は、何でもかんでも、子供をがんじがらめに束縛したくはないし、自由に伸び伸びと育てたいと思っているはずです。
自分が過ごしてきた幼少時代と、自分の子供を照らし合わせて考えてみても、やはり情操教育の観点から、ある程度の”自立”を目覚めさせたい・・・そう願っていると思います。

ただ、そうは言っても実際に起こる事件!
子供を犯罪には巻き込ませたくはない。けど、言葉の力でがんじがらめに束縛もできない!
言い聞かせることは間違ってはいません。ただ、そのジレンマの中で、どうやって子供に理解させて解決して行くべきなのかが大切なのです。


  何気ない子供との会話の中で見付けられる不審な情報!

子供の誘拐事件は、内容どうあれ、現在でも全国で年間100件以上発生しています。
全国レベルの件数ですが、確実に3桁の犯行がどこかで行われていることは事実で、ただそれが一般に知られていないだけのことです。(警察庁統計を見れば分かります)

たまに街頭で、親が必死になって誘拐された子供の情報を求めている姿を見掛けますが、それが自分の子供とダブって写るので、ホント人ごとではないし、心が痛みます。

むずかしい事件ですが、でも、子供の行動を四六時中、見張っているわけにも行きませんし、子供を言葉で束縛しても良くないので、私の場合は、子供とできるだけ多くの会話をすることにして、子供から不審な情報を聞き出すといったことをしています。

そう・・・言葉での会話は、何に付け、守りの薄い子供の身辺に起きている情報を見付けられる最良の手段だと思っています。

”今日学校で何がおもしろいことあったの?””お友達の〇〇ちゃんは最近遊びに来ないね?””この前、あそこの交差点で子供が事故にあったよ!”・・・


そんなくだらない会話の中に、事件を未然に防ぐための情報や、”あやしい事象”といったものが言葉の端々に出てくるので、直感で”危ないなー”って分かる場合もあります。

ちょっと神経質な感もありますが、そういった会話は大事なことだし、そうすることで子供自身が学習し、徐々に物事の分別が付いてくるのだと思います。

そんなことをしなくても、”防犯ブザーを持たせているから安心!誰かが気付く”・・・
そう思う方もいると思います。
その常識とされている子供が持つ”防犯ブザー”ですが、今回の事件では、子供が持っていた”防犯ブザー”は河原に捨てられていて、何の役にも立ちませんでした。

時代は変わっています。
顔見知りの犯行・・・そういった手の込んだ事件には、常識が通用しない分、今までとは違った方向に目先を代えて、自分ら家族でできることを考えて行動する必要が出てきます。

非常にむずかしい問題ですが、今後、学校含め、子供の新たな防犯対策の方向性や見直しが必要ではないかなと感じます。

そういった事件の防犯対策として、総務省が自治体と協力して進めている「地域児童見守りシステムモデル事業」というものがありますが、今まさに、この地域児童見守りの早期実現が待たれます。
以下の記事に詳しい内容が書いてあります。参考になさって下さい。

参考記事
「まもるっく」モバイル見守りセキュリティ~通話機能搭載端末の利用シーン!




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