火災保険の支払い対象外の事例!~重過失による火災は「失火法」も適用されない! - ゼロから始める空き巣対策~自己防衛で守る7つの秘訣

火災保険の支払い対象外の事例!~重過失による火災は「失火法」も適用されない!

最近、何かとニュースで報道されている連続放火事件!
滋賀県栗東市の中学生が川沿いに植えられていたツツジに放火したり、東京都狛江市では、連続放火事件で17歳の少年が逮捕されるなど、少年の放火事件が目立つようになってきました。

年端のいかない子供の仕業とはいえ、放火に巻き込まれた側にすれば、たまったもんじゃない話です。



  安心して保険金を受け取るために気をつけること!

この事件・・・驚いたことに、滋賀県の中学生には余罪があり、別の場所でも放火事件をおこし、小屋や倉庫などを全焼させたと供述しているのです。

世間が騒ぐことをおもしろ半分でやっているのかどうかは分りませんが、何となく、Youtubeでよく見る”やりすぎ映像”をUPして、注目を浴びる・・・あれとダブル気がします。

さて、この放火事件ですが、当然、家主は火災保険に加入されていると思うので、保険会社から保険金が支払われると思いますが、当の犯人である少年が行った放火による損害賠償はどうなるのでしょうか?

これは、ケースバイケースですが、放火に遭った家主と保険会社から損害賠償を求められる可能性が出てくるのです。

その損害補償金額は誰が支払うのか?
少年には賠償能力はありませんよね。なので責任の矛先が親に向けられるわけです。
当然、親には自分の子供を保護する責任があるので、こういった場合、親が損害賠償責任を負うという考えです。

普段、火災保険は、”転ばぬ先に杖”みたいな感覚で無駄なお金ばかり支払っているようにも思いますが、放火された側にとっては、やはり火災保険のありがた味を感じてしまいますね。
特に家を新築したばかりでローンが始まったばかりの人や、あと数十年ローンが残っている方などは、重々、火災保険のありがた味が分っていて加入されていると思います。

ところで、家の火災の原因で一番多いのは何だと思いますか?
ズバリ、今回の記事のテーマ”放火”が第一位なんですね。


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出典:平成27年版「消防白書」

放火が行われる時間帯は、18:00~6:00に多く発生していて、その被害額は家屋1件あたり約2,000万円前後となっています。
(この数字は、過去10年間ほとんど変動はありません)

簡単に2,000万円と書いていますが・・・一般の家庭では、資産を投げ打ってもなかなか揃えられる金額ではありませんよね。
仮に支払えたとしても、今まで貯めていた蓄えもなくなり、さらにきついローン地獄が待ち受けています。

このように、これだけの被害をもたらす放火事件は、自力ではほど返済不可能なので、やはり”火災保険”への加入は外せないところです。

でも、この火災保険・・・第三者による放火事件と立証される場合を除き、”火事で家が全焼した”からといって全てのケースで保険金が支払われるものではありません。
この辺はちょっと頭に入れておいてください。

  ポイント:☞火災保険が支払われないケース!!

(1)重過失による火災は対象外!

もし、あなたが既に火災保険に加入しているのであれば、”約款”を確認してみてください。
約款には、”軽微な過失”、”重大な過失”という言葉が記載されているはずです。

火災保険は、確かに自己による”失火”の場合でも保険金は支払われますが、それは、うっかりミスなどの”軽微な過失”の場合のみです。
つまり、自分が意図しない、思いもしない事象によって失火した場合という意味です。

”重度の過失”・・・例えば、家の外で焚き火をして、そのまままにして火災になったなど、本人が注意を払っていれば防げていたはずなのに火災が発生した場合は、保険金は支払われません(約款の通りです)。

重過失の判断は、保険会社によるものですが、それを不服として裁判沙汰になるケースもあります。
実際に裁判で敗訴された例を挙げると、上のグラフの項目の中にもいっぱいあります。
重過失にあたるものは、

  • タバコの不始末
    これは、言い逃れできませんよね。生活に関係のない嗜好品が原因ですから。
  • ガスの付けっぱなしによる火災
    これも分かる気がします。
  • 火を付けたままの給油時の不注意
    これをやる人の気が知れません。
などなどありますが、配線機器などが古くなっていて、火災の兆候が分っているのにもかかわらず放置した場合でも、重過失に問われることがあります。

また、これは重要なことです。
日本には「失火法」という法律があります。

民法第709条「失火法」
「故意に失火させた場合を除き、隣接する家屋等に失火により他人に損害を与えた場合は、民法第709条を適用し、損害賠償責任を負わないとした」

この適用からも除外されてしまいます。
うっかりミスではなく、自分に責任のある”重過失”・・・一度、家を総点検する時期かも知れませんね。

失火法については、参考記事:
だからこそ火災保険を掛ける/掛けている人といない人は、損害賠償でこれだけ違う
に詳しく書いています。参考にしてください。

(2)故意による火災は対象外!

これは当然の話ですが、↑の”(1)重過失による火災は対象外!”とダブります。

”軽微な過失”、”重度の過失”の境目というのが曖昧になりますが、火災保険の中では、”重度の過失”と”故意”は紙一重に扱われます。

火災保険屋さんは、まず、事象に落ち度はなかったのか?故意性はどうかを見るはずです。
もし、火災を起こしてしまったのなら、全てを正直に話をして判断を仰ぐ方があとあとモメません。

  生活環境と補償内容に見合った保険選びの考え方!

上で延べた”火災保険が支払われないケース!!”を実際に経験される方はいないと思いますが、いずれにせよ、”軽微な過失”はどこの家庭でも起こり勝ちなことです。
これは賃貸だろうが持ち家だろうが同じことです。

学生さんなどは、賃貸に住んでいても火災保険に未加入の方が多いですが、”もしも”のためにも火災保険には加入していて損はありません。
自分を助けるための火災保険ですから。

自分で放火を防ぐ手立ては、燃えるゴミを家の敷地に放置しておかないなどといったものに限定されますが、やはり火災保険には安心感があります。
火災のほか、落雷、破裂、爆発、水災、盗難といったものにも保険金が支払われる総合的な保険ですが、家が全焼したときの焼け跡の片付け費用から、ご近所へのお見舞金まで保証してくれます。

ただし加入にあたっては気をつける点があります。
火災保険は確かに大切なものですが、”特約項目”を付加すればそれなりに保険金額が膨らんでしまいます。(保険プアになったら意味がありません)

約款を見たついでに、加入している特約項目を見て、必要のないものが付いていたら外しましょう。
保険金が安くなって、無駄な出費を抑えられるかもしれません。
参考になさって下さい。






火災保険の見直しで家計を節約



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